鳩山内閣、誕生へ、民・社・国で連立-16年ぶり政権交代

(第2、第3段落に閣僚候補の情報を追加して差し替えます)

【記者:広川高史、坂巻幸子】

9月16日(ブルームバーグ):民主党の鳩山由紀夫代表は16日 開幕する特別国会で第93代首相に指名され、同日中に新内閣を 発足させる。非自民勢力への政権交代は1993年の細川護煕内閣 以来。新内閣には菅直人前代表代行ら代表経験者や連立を組む社 民党の福島みずほ党首、国民新党の亀井静香代表が入閣すること が内定しており、3党の有力議員をそろえた布陣での船出となる。

これまでの調整では、予算編成の骨格などを策定する新設の国 家戦略担当相に菅氏、郵政問題・金融担当相に亀井氏を充てること が固まっている。NHKや朝日新聞など国内主要メディアによると外 相には岡田克也前幹事長、官房長官には平野博文衆院議員が内 定している。また、藤井裕久元蔵相が16日午前、ブルームバーグ・ ニュースに対し、同氏が財務相に内定したことを明らかにした。

共同通信は、社民党の福島氏が消費者行政担当相兼少子化対 策、男女共同参画、食品安全担当相に就任すると報じた。また同通 信によると、直嶋正行氏が経済産業相に、長妻昭氏が厚生労働相 に、北沢俊美氏が防衛相に、赤松広隆氏が農水相に、原口一博氏 が総務相に、前原誠司氏が国土交通相に、小沢鋭仁氏が環境相 に、仙谷由人氏が行政刷新担当相にそれぞれ就任が固まったという。

新内閣の当面の課題は今月下旬に予定している首相の米国訪 問だ。ニューヨークの国連総会での演説やピッツバーグでの20カ国 ・地域(G20)首脳会議(金融サミット)出席のほか、オバマ大統領と の初の日米首脳会談も調整中。核廃絶や気候変動問題で接点を探 り、大統領との個人的信頼関係を構築できるかが焦点だ。

予算組み替え

内政面では2009年度補正予算の組み替えと10年度予算編成 が最大の課題。菅氏が担当する国家戦略局を主舞台に、民主党が 衆院選のマニフェスト(政権公約)で掲げた「政治家主導」の政治の 在り方が試されることになる。

鳩山氏は15日夕、都内のホテルで開いた両院議員総会であい さつし、「必死の形相で国民の先頭に立って国民が主役の政治を作 っていきたい。今日まで全員野球でやってきた。1人1人のポジショ ンを十二分に生かしきってもらいたい」との決意を強調。同日夜は党 本部で記者団に対し、「脱官僚依存を誓っているが、基本的に政治 主導でいこうということは、なかなか大変なことだという思いを感じて いる」と語った。

--取材協力: Editor:Hitoshi Sugimoto, Takeshi Awaji

参考画面:記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 広川高史 Takashi Hirokawa +81-3-3201-8641 thirokawa@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人  Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net 東京 Bill Austin +81-3-3201-8952 billaustin@bloomberg.net

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