シティやJPモルガンなど、206億ドル強の起債発表-2月以降で最大

米銀大手のシティグループやJP モルガン・チェースなどの企業が15日に発表した起債計画は合計で少 なくとも206億ドル(約1兆8800億円)と、2月以来最大を記録した。 金融機関は金利低下の好機を生かしており、米投資銀行リーマン・ブ ラザーズ・ホールディングスの経営破たんから丸1年で信用市場は治 癒しつつあることが示された。

事情に詳しい複数の関係者やブルームバーグのデータによると、 米銀3位のシティグループは政府保証債50億ドル相当を募集。同2位 のJPモルガンは5月以来の起債で15億ドルを調達する計画だ。両社 のほか、英・オランダ系石油会社ロイヤル・ダッチ・シェルを含む少 なくとも8社がこの日、起債を発表した。

1年前のリーマンの破産申請で世界の信用市場は総崩れとなり、 最も安全性が高い発行体の債券以外は敬遠された。だが、ここにきて 金融機関の債券に対する需要が高まっており、金融機関の資金調達コ ストは低下しているとウォール・ストリート・アクセスの債券担当マ ネジングディレクター、リッチ・リー氏は指摘する。

メリルリンチの指数によると、金融債の利回りは14日、5.73% に低下し、同年限の米国債利回りに対する上乗せ幅(スプレッド)は 329ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)となった。1カ月前 の金融債の利回りは6.18%でスプレッドは360bpだった。3月11 日の平均利回りは11%、スプレッドは881bpだった。

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