英中銀総裁:中銀預金金利引き下げも選択肢、量的緩和には奏功の兆し

イングランド銀行(英中央銀 行)のキング総裁は15日、金融機関が中銀に積む準備預金の金利の 引き下げを検討していることを明らかにした。金融機関の貸し出しを 促進することが目的。

キング総裁はロンドンでの議会証言で、中銀預金金利の引き下 げを「検討している」とし、「一定の水準を超える部分についての金 利を変えることは可能だ。これは貸し出し促進に向けた補助的措置と して有効かもしれない。これについて検討していくが、大きく変更す ることはしない」と語った。

英中銀は現在、準備預金に0.5%の金利を支払っている。1750 億ポンドの資産買い取りプログラムによって、銀行の準備金は増えて いるが、キング総裁は準備預金が過度に増えることは望んでいないと 述べた。

同総裁は、「われわれが現在実施している資産買い取りプログ ラムにより、銀行システム内の準備金は自動的に増えるが、中銀は準 備預金が必要以上に増えることを望んでいない」と述べた。

スウェーデン中銀は7月に、銀行が中銀に滞留させる資金を減ら すため、中銀預金金利をマイナス0.25%にした。

キング総裁はまた、3月に開始した資産購入プログラムが奏功し ている兆候があるとの認識を示し、「購入開始から半年がたった今、 実体経済内のマネーが増え始めている兆候が幾つか見られる」と述べ た。また、量的緩和と低金利が成長回復につながっている公算がある として、「7-9月(第3四半期)にプラス成長が回復した兆しがあ る」と語った。

インフレ率については、「今後1年程度は変動が激しいだろう」 とした上で、「成長の勢いと持続性には大きな不確実性があるため、 目標である2%のインフレ率に対するリスクは引き続き下方向だ」と の判断を示した。

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