日銀:銀行の株式保有リスクは「なお非常に大きい」-削減の必要訴え

日本銀行は15日公表した半期に1 度の「金融システムリポート」で、銀行による株式保有は必ずしも収 益向上に結び付いておらず、株式保有リスクは「なお非常に大きい」 ことを踏まえると、銀行は保有株式の削減に向けた取り組みを強化し ていく必要がある、と指摘した。

同リポートは「銀行の株式保有残高は、おおむね横ばいで推移し ているほか、個別には残高が増加している先もあり、全体として株式 保有の削減が進んでいない」と指摘。こうした中、「銀行の株式総合損 失は、過去2年連続してコア業務純益の約2倍の水準に達しており、 個別行ではこの比率が3倍を超えている先もある」という。

また、株式保有を前提とした企業取引の総合的な採算性について は「平均的にみても、個社別にみても採算割れとなっている可能性が ある」と指摘。これまで抑制されていた信用リスクが増加に転じたこ とや、株式リスクの急増を受けて、銀行が直面しているリスク量は顕 著に増加しているとした上で、「株式リスク削減に向けた取り組みを進 めていくことが求められる」としている。

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