米大統領:報復の連鎖にはならない-中国製タイヤ関税で

オバマ米大統領は14日、中国製タ イヤに上乗せ関税を課す決定を下したことが報復の連鎖を招くことは ないとの見方を示した。

大統領はホワイトハウスでブルームバーグのインタビューに応じ、 「貿易戦争にはならないだろう」と発言。「この問題に関し一定の緊張 があるのは疑いない。しかし私のメッセージは極めてシンプルだ。規 則は規則だ」と述べた。

また来週ピッツバーグで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議 (金融サミット)で、中国の胡錦濤国家主席に何を伝えるかとの質問 に対しては、「貿易をさらに拡大したいからこそ、信頼の確立ときちん とした規則の実施が必要だ」と語った。

中国は14日、上乗せ関税は「乱用」とし、世界貿易機関(WTO) に提訴すると発表。中国商務省の姚堅報道官は15日、北京で記者会見 し、「個別の貿易の救済例が中国と米国の貿易・経済関係を損なうのを 見たくない」と述べた。

同報道官はまた、タイヤに対する上乗せ関税は、社会の安定に寄 与している中国の労働集約型産業に打撃を与えるとの見解を示した。 その上で「米国が自国の雇用のみを気にかけ、中国の成長を考慮しな いのであれば公正ではない。米国は世界的な金融危機の震源地なので、 道徳的な責任を負い、慎重に行動し、貿易救済措置を控えるべきだ」 と主張した。

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