東欧諸国の回復に依然リスク、金融業界の透明性の欠如で-EBRD

欧州復興開発銀行(EBRD) のチーフエコノミスト、エリック・バーグロフ氏は、東欧諸国の金融 危機からの回復について、依然としてリスクがあると指摘、金融業界 の透明性の欠如が信頼感を損ない、銀行間の融資を妨げていると説明 した。

バーグロフ氏は10日にロンドンで行なわれたインタビューで、 東欧の金融システムは「危険を脱して」おらず、金融危機の打撃を被 る「可能性が依然として存在する」と述べた。

冷戦終結後に旧ソ連・共産国のプロジェクト支援のために設立さ れたEBRDは、東欧への金融危機の影響を抑えるための国際的な取 り組みに貢献しており、西側の金融機関に対し同地域への投資を継続 し、2000億ドル(約18兆2000億円)と見込まれる資金不足の穴 埋めを支援するようを説得している。バーグロフ氏は、第2の金融危 機を防ぐことが同地域の回復に向けた「絶対的な条件」だと指摘した。

さらに同氏は「西欧では需要改善の若干の兆候があり、それが東 欧諸国の支えとなる見通しだが、最大の脅威は金融システムが再び悪 化することだ」と付け加えた。

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