中国で鉄鉱石が不足か、価格交渉難航と需要拡大で-豪マッコーリー

オーストラリアのマッコーリー・ グループは14日、鉄鉱石の年次契約価格交渉の難航と需要拡大によ り、中国で鉄鉱石が不足する可能性があるとの見方を示した。中国は 世界最大の鉄鋼生産・消費国。

英豪系リオ・ティントの交渉担当社員らが企業秘密を盗んだ疑い で拘束されたことから、中国の鉄鋼メーカーと鉄鉱石生産各社との今 年の交渉は行き詰まっている。マッコーリーの商品調査担当責任者、 ジム・レノン氏はロンドンでのプレゼンテーションで、中国の鉄鋼生 産は回復しており、同国以外でも回復しているため鉄鉱石需要は拡大 しているとの見解を示した。

レノン氏は「正式契約への署名を拒否したため、中国は鉄鉱石を 購入する特定の権利がない」と指摘。「中国以外の国々の需要は上向 いている。鉄鉱石生産各社は中国向けの鉄鉱石を、日本や韓国、台湾、 欧州向けに回している。このため、中国では近く鉄鉱石が不足しそう だ」との見方を示した。

レノン氏によると、中国の鉄鋼メーカーは2008年、世界的な経 済金融危機の影響で減産していたが、今年8月にはフル生産となった。 英業界誌メタル・ブレティンによると、中国の鉄鉱石の現物価格は8 月に1トン当たり111ドルと、昨年10月以来の高値に達した。

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