味にこだわり幸楽苑株は高値に接近、既存店売上が回復-業績予想増額

福島県を中心にラーメンとギョー ザ専門チェーン店を展開する幸楽苑株が買い気配で始まり、取引成立後 は一時5.6%高の1220円と、3月24日に付けた年初来高値1221円に 迫った。提供する商品の味を高めるための研修制度を拡充、販売促進の 割引制度導入も奏功し、既存店売上高が回復している。2010年3月期 の業績予想を上方修正し、足元の収益改善を好感した買いが先行した。

同社が14日の取引時間終了に発表した2010年3月期の業績予想 によると、連結純利益は前期比59%増の8億2300万円となりそう。 従来計画を37%上回る。同社・経営企画室の湯山憲明室長は、「既存 店の活性化に向け、店舗従業員への調理資格制度を導入したことが大き い」と指摘した。ギョーザでは、焼き面が足りないなどの問題があった が、研修制度導入で味の改善につながったという。

同社の既存店売上高の推移を見ると、7月が前年同月比2.8%増と 8カ月ぶりのプラスに転じ、客数も伸びた。8月の既存店売上高は同

5.4%増と伸長、4-8月期は前年同期比0.2%増となった。同社は当 初、上期(4-9月期)の既存店売上高が前年同期比2.2%減を計画し ていた。

さらに看板商品のギョーザの割引、不採算店ではめん類の期間限 定の値下げに踏み切り、湯山氏も「新規顧客の獲得につながった」と見 ている。チャーハンの内製化で利益率も向上、小麦粉などの食材費も抑 制できているという。

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