ケムキャト株買い殺到、住友鉱ら2社が1830円でTOB-上場廃止へ

貴金属触媒やメッキ液の製造など を手掛けるエヌ・イーケムキャット株に買い注文が殺到、気配値を切り 上げている。住友金属鉱山と独化学大手BASFの子会社の2社がケム キャト株式の出資比率をそれぞれ50%に引き上げる方針を14日に公表。 全株を対象に1株当たり1830円で株式公開買い付け(TOB)を行う ため、TOB価格へのさや寄せを見込む動きとなった。

午前9時37分現在、前日比14%高の1330円で買い気配。差し引 き320万株の買い注文超過で、この日は値が付きそうにない。住友鉱 は一時1%高の1493円まであった。

住友鉱とBASF子会社はそれぞれ、ケムキャト株の発行済み株式 総数の約42.22%に相当する1223万7500株を保有、今回のTOBを 通じ、2社以外の保有株をすべて買い取る計画で、出資比率はそれぞれ 50%になる見通し。

TOB価格は11日までの過去1カ月間の終値平均に57%のプレミ アムを乗せたもので、ケムキャトはデロイトトーマツFAS、住友鉱側 は大和証券SMBC、ビンガム・マカッチェン・ムラセ外国法事務弁護 士事務所、坂井・三村・相澤法律事務所から助言を得たという。

買付期間は今月15日から10月30日までの30営業日で、TOB 実施後にケムキャト株は上場廃止となる予定。TOBの代理人は大和証 券SMBCと大和証券が務める。

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