短期金融市場:9月期末越え金利が低下、調節安心感や国債償還で

短期金融市場では、9月期末をまた ぐ金利が低下した。期末の資金需要に配慮した日本銀行の潤沢な資金供 給姿勢に対する安心感や、国債償還に伴う資金余剰期待が背景。

日銀が実施した2回目となる期末・期初物(9月30日-10月1日) の全店共通担保オペは、最低落札金利が前回より1ベーシスポイント (bp)低い0.14%に低下。応札倍率も前回の3.57倍から3.10倍に下が った。平均金利は0.3bp高い0.157%だった。

市場関係者によると、24日の国債償還日に始まる無担保コール3週 間物が0.15%程度で1000億円以上取引されたもようだ。資金手当ての 需要がある証券会社に対して機関投資家が取引に応じた。先月の市場で は、証券会社は期越えの1-3カ月物をおおむね0.30%程度で調達して いた。

国内大手金融機関の資金担当者は、償還資金を運用する投資家の動 きも出てきており、日銀が予想外の金融調節を実施しない限り、9月期 末の波乱要因は見当たらないという。

日銀は9月末の3週間前から、期末日の資金繰りに焦点をしぼった 資金供給を開始しており、大量に発行されている国債の資金手当てを行 うレポ(現金担保付債券貸借)市場の安心感につながっている。また日 銀は、総額1兆6000億円の国債買い現先オペを連日実施している。

TB入札

財務省が実施した国庫短期証券(TB)3カ月物入札は、余剰資金 を抱えた投資家需要を期待して、前週に引き続き0.14%台の低水準で決 まった。ただ、9月期末を控えて買いに慎重になる投資家もあり、発行 ラッシュに伴う荷もたれ感を指摘する声もあった。

TB55回債の入札結果は、最高落札利回りが前回より0.0012%高い

0.1476%、平均落札利回りも0.0016%高い0.1464%と、それぞれわずか に上昇。入札後は最高利回り水準で取引された。応札倍率は3.77倍と前 回の3.81倍を下回った。

国内証券のトレーダーは、前回ほど投資家の強い需要は見られず、 期末の資金繰りを見極めてから投資する姿勢も出てきているのではない かという。今週は前日のTB2カ月物、あすのTB1年物と入札が続い ている。

翌日物は午後に低下

無担保コール翌日物は、午前は0.10%を中心に底堅く推移。準備預 金の積み最終日と国債決済が重なり調達需要があった。ただ、足元資金 は潤沢で、資金繰りにめどが付いた午後は0.07%まで低下した。

午後のレポ市場では、18日受け渡しの翌日物(18日-24日)が連 休をまたぐ取引となり、国債決済集中日である24日も接近しているため

0.13%程度でしっかりした資金手当てが見られた。

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