米大統領:金融規制改革、年内実現を楽観-銀行業界けん制

オバマ米大統領は14日、将来 の危機を防止し、ウォール街(米金融街)を税金で救済する事態を回 避するため、連邦政府による金融サービス業界規制の抜本改革を実現 するルールが、年内に導入されることを「非常に楽観視している」と 語った。

オバマ大統領はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、 「消費者金融保護庁(CFPA)」の創設案をつぶそうとする銀行業 界の企ては成功しないだろうと述べるとともに、システミックリスク を引き起こしかねない大企業を監督する新たな権限を、米連邦準備制 度理事会(FRB)に与える提案に反対する議会の動きを一蹴(いっ しゅう)した。

大統領は「われわれが現在経験しているような危機の再発を防止 する一連の規則の導入を非常に楽観視している」と発言。ただ、世界 の金融機関に対して報酬制限を課す可能性は排除した。

大統領は銀行業界が反対するCFPAについて、「彼らがそれを つぶすのに成功するとは思わない。彼らの動きを阻止するために全力 を尽くすつもりだ」と強調。システミックリスクを監視する新たな権 限についても、「FRBがこれに対処する能力を最も備えていると考 えている」と反論した。

下院金融サービス委員会のフランク委員長は同日、ディリバテ ィブ管理規制およびノンバンク破たん処理などを盛り込んだ法案が 11月に承認されるとの見通しを示した。上院銀行委員会のドッド委 員長も「今回のような危機を再発させないよう金融システムを改革し、 消費者と投資家を保護する包括法案を上院で同僚と共同で準備してい る」との声明を発表した。

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