住友化株が反発、農業参入の報道-農薬・肥料販売へのシナジー期待

総合化学大手の住友化学の株価 が一時、前日比3.1%高の428円と3営業日ぶりに反発。農業事業 に参入すると、15日付の日本経済新聞朝刊が報じたことを受け、住 友化が手掛ける農薬・肥料販売への相乗効果(シナジー)を期待した 買いが優勢となった。

日経新聞報道では、住友化は5年間で全国30-40カ所に農場を 展開し、果物や野菜を百貨店など大手小売りに直接販売、2015年度 に50億円の売上高を目指すと伝えている。

住友化のコーポレート・コミュニケーション部、鈴木美音氏によ ると、農業資材子会社の日本エコアグロがトマトやカラーピーマンの 委託生産と販売を従来から行っていたが、今年5月にイチゴを生産す る子会社の住化ファーム長野を設立するなど、今後は農業事業に積極 的に関わっていく方針だ。

同社では農業事業でもうけることを考えてないといい、「農産物 の生産や販売過程でノウハウを積み上げ、農薬や肥料の販売に活かし たい」と、鈴木氏は話していた。

この日の農業関連銘柄の値動きは、日本農薬が一時1.4%安の 720円、コープケミカル株が0.6%安の179円、ワタミが1.9%安 の1901円、カゴメが2.2%高の1828円、イチゴ栽培のバイオ企業 であるホーブは商いがなく、前日終値は15万5000円だった。

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