新型インフルエンザでチャーター機利用が拡大-航空大手は上顧客失う

豚インフルエンザ(新型インフル エンザ)が世界的に大流行する中、航空機のチャーターを手掛ける英 エア・チャーター・サービシズやジェット・ダイレクト・トラベラー ズが、大手航空会社から利益の上がるビジネス客を奪っている。

エア・チャーターのトニー・ボーカム最高経営責任者(CEO) はインタビューで、5-8月の月次売上高が平均32%増加したと語っ た。イングランドを拠点とする同社の年間売上高は2億ドル(約180 億円)。

ボーカムCEOは「ほとんどが個人の富裕層だ」と述べた上で、 「8月のフライト回数はエグゼクティブ・ジェット機のみで前年同月 を54フライト上回った。その理由の一部には、普通の空港に行きた くない人々の存在がある」と語った。

豚インフルエンザが世界的に大流行する中、個人の旅行需要がチ ャーター事業を支援している。同事業規模は全世界で年間約330億ド ル。こうした需要シフトが続けば、定時運航サービスを提供する英ブ リティッシュ・エアウェイズ(BA)やエールフランス・KLMグル ープなど大手航空会社に打撃を与える恐れがある。リセッション(景 気後退)の影響ですでに損失に見舞われている航空各社は、収益回復 へビジネスやファーストクラスの利用客に頼っている。

ロンドン-ニューヨーク間(飛行時間7時間半)でチャーター機 を1人で利用した場合の料金は約1万5000ポンド(約227万円)。 BAのウェブサイトによれば、同社のファーストクラスは片道4102 ポンドに設定されている。

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