米社債保証コスト、5週間ぶり低水準-クレジットデリバティブ

14日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが5週間ぶり 低水準となった。株価上昇と記録的な社債発行で、借り換え懸念が和 らいだ。

軽飛行機セスナやベル・ヘリコプターを傘下に収める米テクスト ロンの社債に関連したCDSスプレッドは11カ月ぶり低水準に下落。 2012年までの社債償還に備えて新発債を発行するとの発表が影響し た。米携帯電話サービス3位のスプリント・ネクステルはここ4カ月 余りで最大の低下。同社買収を欧州の同業ドイツテレコムが検討して いるとの報道が手掛かり。

JPモルガン・チェースのアナリストによれば、米経済が改善し つつある兆候と投資家の需要によって社債の米国債に対する利回り上 乗せ幅(スプレッド)が縮小し、信用の質が改善されているとの認識 が高まっている。同アナリストらは9月11日付のリポートで、市場 への資金流入が夏季に加速したと指摘した。

ブルームバーグのデータでは、米国での社債発行総額は年初来で 過去最大の8960億ドル(約81兆5000億円)と、前年同期を32% 上回っている。

バークレイズ・キャピタルによれば、北米の投資適格級企業125 社で構成するマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドはニ ューヨーク時間午後5時3分(日本時間15日午前6時3分)現在、 4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の107bp。CM Aデータビジョンの調べでは、これは8月10日以来で最低の水準。 スプレッド低下は信用の質が改善したとの認識を示す。

CMAによれば、テクストロンのCDSスプレッドは78bp低下 の263bp。スプリントは33bp下げて、1カ月ぶり低水準の342.2 bp。下げ幅は5月20日以来で最大。

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