ECB総裁:リーマン救済していても歴史は変わらない(Update1)

欧州中央銀行(ECB)の トリシェ総裁は、米証券会社リーマン・ブラザーズ・ホールディ ングスを当局が救済していたとしても、金融危機の悪化を必ずし も防ぐことはできなかっただろうとの見方を示した。

同総裁は米金融専門局CNBCとのインタビューで、「リー マンは引き金になったが、ほかにも引き金はあったはずだ」と語 り、「リーマンとアメリカン・インターナショナル・グループ (AIG)の両方を救済したとしても、新たな企業が問題となって いただろう」と述べた。インタビューの内容は14日、CNBCの ウェブサイトに掲載された。

リーマンが破産申請する前の週末、金融機関幹部と政府当局者 はニューヨークで会合を開き、問題の対応を協議した。トリシェ総 裁はインタビューで、「週末が終わった時、残念ながら破産以外の 道がないことをわれわれは認識した。ECBおよびすべての主要中 銀は非常に重大な事態に備えなければならないという思いを持った」 と語っている。

トリシェ総裁は2007年の世界経済フォーラム年次総会(ダボ ス会議)で金融市場のリスクについて警告を発していた。CNBC とのインタビューでは、「われわれは非常に不安定な世界金融シス テムの中で生きていることを、十分に認識しなければならない」と 戒めた。

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