IAEA次期事務局長の天野氏:核テロのリスクが高まっている

天野之弥ウィーン国際機関日本政 府代表部大使は14日、核によるテロのリスクが高まっていると警告し た。同氏は12月1日付で国際原子力機関(IAEA)の次期事務局長 に就任する。

天野氏はウィーンのIAEAで講演し、「科学とテクノロジーが ますます進歩し、知識が広範に普及し、人や物の行き来が顕著になるな か、世界は核拡散と核テロのリスクの高まりに直面している」と指摘。 「こうした傾向が解消されることは考えにくく、むしろ加速していくだ ろう」と述べた。

IAEAは今週、加盟150カ国が参加してウィーンで総会を開 催している。天野氏は7月2日にエルバラダイ事務局長の後任に選出 された。エルバラダイ氏は事務局長を12年間務め、2005年にはノ ーベル平和賞を受賞した。

天野氏とエルバラダイ氏はともに、核不拡散のためのセーフガー ド(保障措置)を改善するよう呼びかけた。セーフガードとは、核 燃料物質が兵器に転用されていないか確認するため、原子力関連施設 への国際連合(UN)の査察を許可するもの。

原題:IAEA Director-Designate Amano Says Nuclear

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