アジア株:下落-企業業績の回復見込みを過大評価との懸念広がる

14日のアジア株式市場では、M SCIアジア太平洋指数が先週付けた1年ぶり高値から反落。ここ半 年の上昇は、域内企業の業績回復見込みを過大評価していたとの懸念 が広がった。

資産総額でオーストラリア最大の銀行、ナショナル・オースト ラリア銀行は3.2%安。豪スワン財務相は13日、同国の失業率が今 後上昇するとの認識を示した。石油生産で豪3位のサントスは3.7% 下落。商品相場の値下がりに反応した。このほか、円高を嫌気しホン ダが安い。

ペンガナ・キャピタル(メルボルン)で約10億ドル相当の資産 運用に携わるティム・シュローダーズ氏は、「力強い景気回復が続く という期待は弱まり始めているのかもしれない」とし、「投資家は世 界経済の真の回復を見定めることに注意を向けるだろう」との見方を 示した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時46分現在、前週 末比1.7%安の115.81。同指数は先週、2008年9月9日以来の高値 で終了していた。日経平均株価の終値は前週末比242円27銭 (2.3%)安の1万202円6銭。

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