CATボンド:10週連続値上がり-過去最長の上げ、例年より少ない嵐

自然災害が発生すると投資家の償 還元本が減る代わりに利率が高いCATボンド(大災害債券)が、過 去最長の10週連続の価格上昇となった。米国を襲った嵐が例年よりも 少ないことと資本市場の改善が背景。

スイス再保険CATボンド価格リターン指数は11日、1.4%上げ て93.03となり、2004年9月以降最大の上昇。また、スイス再保険が データ収集を開始した02年以来で最長の週ベースの上げとなった。

米国は今年、大規模な嵐の上陸を免れている。昨年はハリケーン 「アイク」と「グスタフ」による影響で、関連損失は252億ドル(約 2兆2800億円)に上った。今年はこのまま大災害がなければ、CA Tボンドを購入した投資家が利益を得る格好だ。同債券は保険会社や 再保険会社が、災害発生後に請求される保険金の支払いに備えて発行 する。

再保険ブローカー、ガイ・カーペンターの顧客開発担当会長のデ ービッド・プリーベ氏は「ハリケーンシーズンの真っただ中は、損失 を計上する心配や懸念で相場は逆に動くものだが、価格が上昇してい るとは異例だ」と語る。

CATボンドは昨年、米証券会社リーマン・ブラザーズ・ホール ディングスの破たんや6つのハリケーンが米国を襲ったことを受け、 価格が下落。プリーベ氏によると、値下がりと利回り上昇、他の金融 市場との相関関係の小ささを背景にCATボンドは今年、投資家の関 心を引いた。

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