NEC:携帯事業をカシオ・日立開発会社と統合-負担減で

NECとカシオ計算機、日立製作所 は14日、来年4月に各社の携帯電話開発部門を統合すると発表した。 NEC主導で新会社を設立、端末の高機能化で増大している開発負担を 分担して事業を効率化し、海外への本格進出などで販売増を図る。

NECが開発から販売までを含む携帯事業の受け皿会社「NECカ シオ・モバイルコミュニケーションズ」を年末までに設立し、カシオと 日立の端末開発を手掛ける共同出資会社を来年4月に吸収する。詳細は 午後5時から都内で会見して説明する。

資本金は当初10億円だが、来年6月までに増資して50億円とする。 増資後の出資構成はNEC71%、カシオ20%、日立9%。従業員数は 連結で2200人。現在はカシオだけが海外にも端末を出荷している。

調査会社MM総研の2008年度国内携帯出荷ランキングによると、 NECはシェア13%で3位。カシオは7位の4.1%、日立は9位の

2.2%。単純に合計すれば3社合計の出荷台数は約700万台で、シェア は計19%と、首位シャープの825万台、23%に次ぐ2位となる。

みずほインベスターズ証券の石田雄一アナリストは、今回の提携を 「国内携帯メーカーが進めている再編の一環」と評したうえで、3社と しても現状のような「国内市場主体では先が見え始めており、打開策が 必要だった」と指摘した。さらに「かつては国内首位だったNECが、 提携の効果を具体的にどう出すかが注目点だ」と述べている。

日本の携帯業界では、第3世代が導入された2001年前後から端末 開発費分担のための提携が加速。昨年からは販売方式変更や不況を受け 市場が縮小、昨春に三菱電機が携帯事業から全面撤退するなど再編が 相次いでいる。シャープは中国などへの進出で事業強化を図る方針だ。

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