HIS株が急落、今期業績を減額-夏場堅調もインフル悪影響補えず

大手旅行会社のエイチ・アイ・エ スの株価が、今期(2009年10月期)の業績予想を下方修正した午後 2時以降に下落転換。個人消費が低迷する中、4月下旬から感染者数が 増大した新型インフルエンザ(豚インフル)の悪影響も響き、海外旅行 需要が想定以上に減退。今期連結営業利益は従来予想を17%下回り、 前期比24%増の73億円になる見通しとなったことで売りが膨らんだ。

株価は前週末比5.4%安の1854円まで下げ、6月8日(安値 1839円)以来、およそ3カ月ぶりの安値水準を付けた。

09年10月期の連結売上高は、前期比9.7%減の3325億円(従来 予想は3690億円)を見込む。08年11月-09年7月の日本人出国者数 に占めるシェアを前年同期の15%から18%へと引き上げたが、商品単 価の低い「安・近・短」に需要が集中、豚インフルによる消費者の旅行 意欲の減退がマイナスに働いた。燃料サーチャージ(燃料費上昇分の上 乗せ)の下落や、為替相場の円高基調による現地費用負担の減少などを 受け、夏場の需要は堅調だったが、春先の落ち込みを補いきれなかった。

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