今週のインド:卸売物価指数、低下ペースさらに鈍化か-17日発表

インドでは17日、5日終 了週の卸売物価指数(WPI)が発表される。雨不足による農作 物の不作で食料価格が上昇し、物価の下落ペースが一段と鈍化し た様子が示される可能性がある。

8月29日終了週のWPIは前年同期比0.12%低下と、13 週間ぶりの小幅なマイナスにとどまった。過去7年間で降水量が 最も少ない雨季の影響で、国内626地区のうち278地区が干ば つに見舞われており、サトウキビやコメなどの収穫に悪影響が出 ている。インドは耕作地の半分以上がかんがいされていないた め、農業用水の多くを雨季の降雨に頼っている。

ムカジー財務相は先週、2010年3月までの12カ月間の国内 総生産(GDP)成長率が「6%強」となり、過去4年間の平均 (8.7%)を下回る水準にとどまるとの見通しを示した。

先週のインド市場では、株式相場の指標センセックス指数が 連日上昇。景気回復が国際商品需要や企業利益を押し上げるとの 観測が背景にあった。週間騰落率はプラス3.7%。同国のアルミ 最大手ヒンダルコ・インダストリーズや銅・亜鉛最大手スターラ イト・インダストリーズ、鉄鋼最大手タタ・スチールの上昇が目 立った。

通貨ルピーの対ドル相場は、週間ベースで7週ぶりの大幅上 昇。先週の国内株式相場の上昇や中国の工業生産の伸び加速を受 け、世界的な景気回復見通しが強まった。ブルームバーグの集計 データによると、前週比0.8%高の1ドル=48.485ルピ ーで先 週の取引を終了。

10年物国債相場は上昇。国債入札の発行金利が予想を下回 ったのが背景。中央銀行の取引システムによると、表面利率6.9 %、2019年7月償還物は前週末比0.11ポイント低下の7.36% で取引を終えた。

-- Editors: Sam Nagarajan, Arijit Ghosh

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor:Eiji Toshi 記事に関する記者への問い合わせ先: Vipin V. Nair in Mumbai at +91-22-6633-9027 or Vnair12@bloomberg.net. 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Bret Okeson at +81-3-3201-8335 or bokeson@bloomberg.net

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