サントリー、オランジーナ買収で財務基盤が弱まる可能性-フィッチ

国内ビール3位のサントリーホー ルディングスの欧州飲料メーカー、オランジーナ買収が実現するとす れば、サントリーの財務基盤を弱める可能性がある。格付け会社フィ ッチ・レーティングスが14日付のリポートで見解を示した。

フィッチは同日付のリポートで、「このような大きな規模の買収は、 資金をすべてまたはほとんど借り入れることになれば、サントリーの 財務基盤を弱めることになるだろう」としている。

サントリーは10日、オランジーナ買収でブラックストーン・グル ープ、ライオン・キャピタル・ホールディングスと交渉していること を明らかにした。サントリーは、キリンホールディングスと経営統合 に向けた交渉も進めている。

フィッチのシニア・ディレクター、フレデリック・ギッツ氏は14 日、ブルームバーグ・テレビジョンのインタビューで、オランジーナ 買収により、キリンとサントリーの統合会社の多くの力が奪われるこ とになると述べたうえで、オランジーナの買収は「キリンとサントリ ーにとっての利点が明白でない」と語った。

またギッツ氏はリポートで、国内飲料市場が成熟するなか、オラ ンジーナ買収は「合理的なステップ」としながらも、ライオンネイサ ン社の統合もあり、難しい経営を迫られるとも付け加えた。キリンは 豪ビール子会社ライオンネイサン全額出資子会社化を4月に発表して いる。

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