豪ドル、NZドル:下落、上昇ペース速過ぎたとの見方広がる

14日の外国為替市場で、オー ストラリア・ドルとニュージーランド(NZ)ドルは米ドルに対し 下落。世界経済の回復は緩慢なものになるとの懸念から、最近の上 昇ペースは速過ぎたとの見方が広がった。両通貨は先週末、2008 年8月以来の高値を付けていた。対円でも値下がりしている。

NZドルは対米ドルではここ2週間で最大の下げ。7月の小売 売上高が前月比0.5%減と、予想外に2カ月連続で減少したことが 嫌気された。このほか豪州とNZの輸出の半分強を占める商品が値 下がりしたことも背景に、豪ドル・NZドルは売られた。ロンドン 金属取引所(LME)の金属指数は11日、前営業日比3.5%安と なった。

コモンウェルス銀行の機関投資家・市場担当バイスプレジデン ト、ティム・ケルハー氏(オークランド在勤)は「リスクは、相場 が一方向に行き過ぎたため多少戻りが見られることだ」と指摘。「N Z小売売上高では弱い数字が出た」とし、NZドルは1NZドル=

0.6960米ドルに向かって下落する可能性があると述べた。

豪ドルは米ドルに対し、シドニー時間午前10時45分(日本時 間同9時45分)現在、1豪ドル=0.8565米ドルと、11日のニュ ーヨーク市場での0.8634米ドルから0.8%下落。同日は一時

0.8676米ドルと、昨年8月28日以来の高値を付けた。対円では前 週末比0.9%安の77円62銭。

NZドルは1NZドル=0.6997米ドルと、11日のニューヨー ク市場での0.7074米ドルから1.1%下落。同日は一時、昨年8月 25日以来の高値に上昇した。円に対しては63円41銭。前週末は 64円17銭だった。

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