CCC株は5カ月ぶり安値、ライバルとの競争激化も-大和証が格下げ

レンタル店「TSUTAYA」を 全国展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)株は一時 前週末比3.4%安の592円と続落。4月17日以来、約5カ月ぶりに 600円を割り込んだ。TSUTAYAの売上高が低迷しており、ライバ ル企業との競争激化による収益悪化懸念が広がった。

大和証券SMBC金融証券研究所は11日付で、CCCの投資判断 を「1(買い)」から「2(アウトパフォーム)」に引き下げた。長谷 部潤アナリストは投資家向けメモで、TSUTAYAの足踏みが続く中、 「それへの対応スピードが非常に遅いと言わざるを得ない」と指摘した。

TSUTAYAの8月の月次売上高は、レンタルの既存売上高が 前年同月比5.6%減と2カ月ぶりのマイナス。全店舗のレンタル売上高 も同3.8%減と低迷している。一方、競合するゲオの既存店売上高平均 は同5.8%減と低迷したものの、レンタルは旧作DVDを100円でレ ンタルしたことが奏功し、同2.1%増とプラスを確保。レンタルDVD の売上高は月間で過去最高を記録した。

長谷部氏は、CCCについて「競合のゲオとの価格競争激化の感 も強く、来店客数のみならず、来店単価低下懸念も出てきている」と分 析。新規出店数は前期に比べ少なく、フランチャイズ側からも現状に対 する懸念が感じられるという。

ブルームバーグ・データにあるアナリスト5人の業績予想では、 10年3月期の連結営業利益は平均値で166億円。会社側計画の175億 円を下回る。この4週間でアナリスト2人が業績予想を下方修正してお り、会社側計画の達成は難しいとの見方が強まってきた

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE