電気化株連騰、中国需要拡大で回復ペース早い-野村は目標株価上げる

電気化学工業の株価が売買を伴っ て連騰。半導体市況の回復を背景に、電子材料事業を中心に販売数量が 回復し、2010 年3月期の連結業績予想の上方修正を前週末午後1時に 発表した。予想以上に業績の回復ペースが速い、との見方が一部アナリ ストから出て、収益環境の改善を評価した買いが続いた。

この日は一時、前週末比5.5%高の419円と年初来高値424円を 付けた8月26日以来の水準を回復。午前10時56分現在で出来高は 3000万株に迫り、前週末までの過去1年間の平均売買高465万株を大 きく上回る。東証1部の出来高で5位。

電気化では、10年3月期の連結営業利益予想を従来の120億円か ら前期比65%増の170億円に引き上げた。ブルームバーグ・データに ある6人のアナリストの予想平均値125億円を上回る。年間の1株当 たり配当予想も従来の5-7円のレンジから6-8円に上方修正。前期 実績は7円。

野村証券の岡崎優アナリストは、「検査キットなどのインフルエン ザ関連事業が好調であるが、中国向け需要が拡大した汎用石化や電子材 料、原料安の恩恵を享受した樹脂加工なども予想以上に順調」(11日 付のリポート)と指摘。業績の回復ペースは想定以上に速いとし、目標 株価を380円から460円に引き上げた。

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