ファンケル株が1年半ぶり高値、中国代理店を連結対象に-収益上乗せ

無添加化粧品を手掛けるファンケ ルの株価が急反発。一時前週末比6.4%高の1404円と2008年4月10 日以来、約1年5カ月ぶりの高値水準を回復した。中国で同社製品を扱 う販売代理店との資本業務提携に伴い、同代理店を連結子会社に迎え入 れることが前週末に正式に決まった。収益上乗せを評価する買いに加え、 人材交流で企業風土が活性化されると期待された。

ファンケルは8月25日、約98億円を投じ中国の販売代理店ファ ンタスティック・ナチュラル・コスメティックなど2社の株式の40% を取得すると発表。総額41億4000万円分の自社株を、第三者割当方 式で処分するとしていた。会社側が業績影響を精査したところ、損益面 での2社の寄与は第3四半期以降の6カ月間で、連結売上高で76億円 (連結消去後)、営業利益で12億円になるという。

いちよし経済研究所の大石益美シニアアナリストは、「来期以降は フル寄与が可能で、営業利益の上乗せ額も2倍になる公算がある。中国 事業の利益が同社の中長期成長性を高める」と分析、同社株に対する強 気な判断を据え置いている。

大石氏が、業績面でのプラス効果以上に期待しているのが人材交流 だ。「中国子会社から迎え入れる経営幹部が、このどんよりした日本の 雰囲気を打ち破り、アグレッシブに社内を活性化してくれることを投資 家は期待している」と、同氏は話す。

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