日航株は約2カ月ぶり高値に、海外航空会社との提携交渉を好感

経営再建中の日本航空株が急伸し、 一時前週末比9.2%高の178円と、ほぼ2カ月ぶりの高値水準を回復 した。前週末に、日航が米デルタ航空やアメリカン航空と資本や国際路 線の提携について交渉を開始したことが明らかになっており、再建に向 けた具体的な動きを好感した買いが膨らんだ。

午前の売買高は約3300万株と、東証1部で3位。3000万株超は 2007年11月8日以来で、このままのペースが午後も続けば、同年2 月13日の5183万株以来の水準に接近する可能性がある。

立花証券の平野憲一執行役員は、「きょうの日航株は、外国航空会 社との提携などさまざまな報道を素直に好感した買いだ。ただ、短期的 な思惑の買いが中心と見ている」と言う。

日航は15日、国土交通省が開催する日航の経営をめぐる有識者会 議でメンバーに対し中期経営計画の概要(日航広報部の脇光次郎氏)を 提出する方針だ。会議には西松遥社長をはじめ、経営陣首脳が出席する 予定。

日航は、年末までに必要な資金を金融機関から新たな融資でまかな うため、現在9月末をめどに経営改善計画を策定中。また、16日には 民主党の新政権が発足、新たな国土交通大臣が決まる見通しで、未確定 の要素も多い。

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