【個別銘柄】輸出、日航、HIS、三菱総研、ダヴィHなど新興不動産

日本株相場における材料銘柄の終 値は以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が2.6%安の3740円、ホンダ (7267)が3%安の2780円、ソニー(6758)が2.4%安の2425円な ど。外国為替市場で1ドル=90円台前半まで円高が進み、輸出企業の 収益懸念が高まった。日本銀行の企業短期経済観測調査(短観、6月調 査)によると、企業の09年度想定為替レートは1ドル=94.85 円。

資源関連株:三井物産(8031)が1.5%安の1215円、新日鉱ホー ルディングス(5016)が2.1%安の469円など軟調。21日のニューヨ ーク商品先物市場で原油期近物が前日比3.7%安の1バレル=69.29ド ルで終了。銅など金属価格も安く、収益にマイナスに働くと警戒された。

日本航空(9205):8%高の176円。米デルタ航空やアメリカン 航空が出資を検討していることが分かり、財務強化や連携効果を見込む 買いが膨らんだ。一方、13日付の日本経済新聞朝刊は、日航が2010 年3月期に新たに2500億円規模の資金調達を検討していると報道。こ れに対し日航は同日、「当社が発表したものではなく、現時点で決定し ているものはない」との声明を発表した。

エイチ・アイ・エス(9603):4.3%安の1876円。今期(2009年 10月期)の業績予想を下方修正した午後2時以降に急落。個人消費が 低迷する中、4月下旬から感染者数が増大した新型インフルエンザ(豚 インフル)の悪影響も響き、海外旅行需要が想定以上に減退。今期連結 営業利益は従来予想を17%下回り、前期比24%増の73億円になる見 通しで、売りが膨らんだ。

クミアイ化学工業(4996):5.3%安の390円。前週末公表の第3 四半期累計(08年11月-09年7月期)決算は、海外農薬事業の拡大 などで9%の営業増益を確保したが、会社側が南半球向け輸出の陰りな どを理由に通期計画を据え置いたことが嫌気された。

電気化学工業(4061):3.3%高の410円と3連騰。半導体関連材 料やインフルエンザの簡易検査キットなどの伸びを背景に、11日午後 1時に2010年3月期の業績と配当の予想を増額修正、その後買い進ま れた流れが続いた。野村証券は11日付で投資判断「1(買い)」を継 続、目標株価を380円から460円に引き上げた。

三菱総合研究所(3636):東証2部市場にきょう新規株式公開 (IPO)をした。午前10時35分に、公開価格(2200円)を45%上 回る3200円で初値を付けた。初値後は換金売りに押され、終値は 3030円と安値圏。三菱総研はシンクタンク・コンサルティング事業、 ITソリューション事業を手掛ける。

ダヴィンチ・ホールディングス(4314):ストップ安水準に当た る2000円(14%)安の1万2350円で比例配分。ローン期限延長協議 が困難な見込みになったと11日に発表したことを受け、資金繰りを懸 念した売りが膨らんだ。新興系不動産企業に売り圧力が増大、東証1部 ではゼクス(8913)やサンシティ(8910)、ゴールドクレスト (8871)、東証マザーズではアルデプロ(8925)、ジャスダックでは プロパスト(3236)などが下落率上位に入った。

イオン(8267):2.6%安の877円。8月度(7月21日-8月20 日)の既存店売上高は前年同月比8.9%減だった。衣料を中心に低調で、 客数が同2%減、客単価は7.1%減。

ラウンドワン(4680):4.1%安の802円。8月の既存店売上高は 前年同月比11%減。ボウリングが5.2%減となったほか、アミューズ メント、カラオケ、スポッチャはそろって2けた減だった。

ファンケル(4921):2.9%高の1358円。一時6.4%高の1404 円と約1年5カ月ぶりの高値水準を回復した。中国で同社製品を扱う販 売代理店との資本業務提携に伴い、同代理店を連結子会社に迎え入れる ことが前週末に正式決定。収益上乗せを評価する買いに加え、人材交流 で企業風土が活性化されると期待された。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、4756):4.6%安 の585円。レンタル店「TSUTAYA」の売上高が低迷する中、競 合企業であるゲオとの価格競争激化も懸念されるとして、大和証券SM BCが11日付で、投資判断を「1(買い)」から「2(アウトパフォ ーム)」に格下げした。

ゲオ(2681):午後に値を切り上げ、1.1%高の9万7600円で終 了。昼休み時間帯に、10年3月期通期の年間配当を前期比200円増の 2600円にすると発表したことが好感された。

日清医療食品(4315):7.4%高の1299円。一時1307円と約1 年9カ月ぶりの高値水準を回復。14日に発売された東洋経済新報社の 「会社四季報09年秋号」では、「新規受託はほぼ計画圏、解約やや多 めだが、汚染米の影響は一巡。食材費上昇に伴い一部単価是正も実現」 と指摘された。民主党政権に移行を控え、医療・介護業界の労働環境が 改善するとの期待も出ている。

フルスピード(2159):ストップ高となる5000円(9.3%)高の 5万8900円で午後1時半過ぎに取引成立後は、同水準での買い気配が 続いた。検索エンジン最適化コンサルティング事業で、新規顧客の獲得 が進み、10年7月期の連結純利益が前期比3.9倍の4億1100万円に なりそう、と11日発表した。

メガネスーパー(3318):ストップ高にあたる50円(38%)高の 182円。原価や販管費を削減、新規出店を抑制したことも奏功し、5- 7月期の単独税引き利益は9900万円の黒字に浮上した。連結決算だっ た前年同期は25億円の最終赤字だった。

ヤマトホールディングス(9064):2%安の1399円。業績上振れ 期待は株価に織り込まれたとし、クレディ・スイス証券は11日付で、 投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」へ下げた。

船井電機(6839):1.6%安の3820円。韓国のLG電子が同社の テレビ関連の特許を侵害しているとして、船井電の製品の米国への輸入 と販売差し止めを求めていた問題で、米国際貿易委員会(ITC)は 11日、調査開始を決めたと発表した。

バリューコマース(2491):2000円(10%)高の2万1070円と、 ストップ高比例配分。同社は、インターネットを利用した成果報酬型広 告(アフィリエイト・プログラム)サービスを提供する。消費低迷下で 成果報酬型広告の需要が高まっている上、同社顧客層も拡充、11 日付 で09年12月期業績予想を引き上げたことが評価された。

インプレスホールディングス(9479):22%高の365円。ファン コミュニケーションズ(2461)株売却に伴う特別利益発生の影響で、 同社は10日に2010年3月期の純利益見通しを従来の2億円から3億 5000万円に増額修正した。前期は19億円の赤字。前週末はストップ 高となる80円(37%)高の398円で比例配分されていた。

コスモスイニシア(8844):ストップ高となる30円(38%)高の 109円。第三者割当で優先株式と劣後株式を発行、総額20億円を調達 すると11日に発表した。優先株10億円を大和ハウス工業(1925)、 劣後株10億円をユニゾン・ファンドに割り当てる。調達資金は事業再 生計画案に基づき、一般運転資金に充当予定。

日本通運(9062):1.8%安の383円。10月1日に予定していた 日本郵便との宅配便事業の統合を延期する、と11日に発表。総務相の 認可が得られないため。日本郵便との共同出資で設立したJPエクスプ レス(東京都千代田区)と日通は10月以降も「ペリカン便」として宅 配便サービスを続ける予定。

明星電気(6709):2.7%安の107円。8月25日の緊急地震速報 の誤報に関して気象庁から行政処分を受けたと11日に発表。9月11 日から10月10日まで指名停止措置となる。これを受け、役員報酬の 減額を行う。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE