英蘭シェル:報酬委員長が辞任へ-欧州で幹部報酬への批判強まる

欧州最大の石油会社、英蘭 系ロイヤル・ダッチ・シェルは11日、同社の報酬委員会のピー ター・ジョブ委員長が辞任する予定だと発表した。同社の幹部へ の報酬をめぐり、今年に入って株主からの批判が強まっていた。

シェルの文書によると、ジョブ委員長は10月1日に辞任予 定で、退職する2010年5月までは同委の委員にとどまる見通 し。報酬委員長の後任にはハンス・ウィヤール氏が就任し、同氏 はシェルの企業・社会責任委員会からは退く。同社は異動の理由 については触れていない。

一定の業績目標が達成できなかったにもかかわらず幹部が賞 与を受け取ったことに関し、ジョブ氏は5月に株主から強い批判 にさらされた。シェルの株主の59%が報酬に関して反対し、賛 成は41%だった。株主投票は勧告にすぎなかったが、シェルの ヨルマ・オリラ会長は、「非常に慎重に検討する」方針を示し た。

欧州では企業幹部に課される業績目標が不十分であるとの見 方が広がっており、シェル株主の投票結果は幹部報酬の増加に対 する投資家の反発の強まりを示す一例だった。4月には英BPの 株主の34%が幹部報酬に関する提案に反対。9%が棄権した。

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