メリル日本:モルガンS桑原アナリスト採用-調査体制整う

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米銀バンク・オブ・アメリカ(B OA)傘下の証券会社メリルリンチは、モルガン・スタンレーの桑原 明貴子アナリスト(35)を14日付で採用した。日本株調査部門を強化 する一環で、部門の体制固めがほぼ終わった。日本株調査では外部調 査機関ランキングで外国証券首位という具体的な目標を初めて立てた。

紙パルプ担当としてメリルリンチ日本証券に入社した桑原氏は、 米誌インスティテューショナル・インベスター(II)の2009年ラン キングで業界2位だった。メリル日本はアナリスト24人で35業界を 調査する体制になった。長手洋平調査部長がインタビューで明らかに した。モルガンS渡辺美嘉広報部長も、桑原氏の8月退社を確認した。

長手部長は調査部門について「IIや日経アナリストランキング で2011年に外国証券首位、国内勢を含めても3位入りを必達目標とし て掲げた」と強調した。海外機関投資家へのサービスを維持しながら、 日本の国内機関投資家へのサービスにより注力してアナリストへの評 価を上げていく。2009年の評価はII、日経ともに10位以下だった。

BOAの下で昨年12月に調査部門重視が打ち出されたメリル日 本は部門強化を続けている。昨年末に275社だった調査対象企業は年 末には330社に増やす。日本株調査を縮小したゴールドマン・サック ス証券やドイツ証券も今夏以降一転して拡充に動いている。積極姿勢 だったクレディ・スイス証券やバークレイズ・キャピタル証券を含め て外国証券の日本株事業への見直しが目立っている。

人材紹介企業エグゼクティブ・サーチ・パートナーズの小溝勝信 代表取締役は外国金融機関の人材についての9月のリポートで、4月 以降のリストラを200人と推計、サブプライム(信用力の低い個人向 け)住宅ローン問題を受けた昨年初からの4300人に比べてリストラが 一巡したと指摘した。その上で「7月中旬以降は一部採用が始まった ようだ」と記している。

メリル日本は14-17日、日本株を含めた日本市場の魅力を示すジ ャパン・コンファレンス(第6回)を都内ホテルのグランドハイアッ ト東京で開催する。国内1200人、海外からは300人の機関投資家が参 加する予定。

--取材協力 東京 日向貴彦、河元伸吾 Editor :Kenshiro Okimoto、 Noriko Tsutsumi

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