米大統領:中国製のタイヤに追加関税、最大35%-3年間

オバマ米大統領は11日、中国 から輸入されるタイヤ製品に追加関税を課すことを決定した。最初の 1年は35%を上乗せする。全米鉄鋼労組(USW)は先に、中国製 タイヤについてセーフガード(緊急輸入制限)の発動を要請していた。

米政府の声明によると、追加関税適用の期間は3年。上乗せされ る税率は2年目が30%、3年目は25%となる。

カーク米通商代表部(USTR)代表は声明で「米政権は米国の 労働者と製造業のため、通商合意の履行に向けて必要な行動を取る」 と述べた。

今回のUSWのセーフガード発動要請は、中国からの輸入製品に 対するものとしては最大で、オバマ大統領にとっては貿易紛争にどう 取り組むかの試金石となっていた。USWはオバマ大統領の主要な政 治的支援組織の一つで、全米13のタイヤ工場で働く1万5000人の 従業員を代表している。

USWの要請を受け、米国際貿易委員会(ITC)は中国製タイ ヤに最大55%の追加関税を課すようオバマ大統領に勧告していた。

米タイヤメーカー各社はいずれも中国で操業している。USWの 訴えに対して公式に支持を表明したメーカーはない。

中国の当局者や米キャタピラー、シティグループ、マイクロソフ トなどの多国籍企業のロビー団体は、中国からの輸入抑制措置は「保 護主義の下方スパイラル」につながる恐れがあるとして、発動を控え るようオバマ大統領に求めていた。

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