クレディ・スイス会長:国内プライベートバンクに「痛み伴う」変化も

スイス2位の銀行、クレディ・ スイス・グループのハンスウルリッヒ・デーリッヒ会長は、スイスが 他国と税申告に関する協議を進める中、富裕層の資産を預かる国内の プライベートバンクは「痛みを伴う」変化を強いられるかもしれない が、引き続きプロフェッショナルに徹する必要があるとの認識を示し た。

デーリッヒ会長は11日付のスイス紙ノイエ・チュルヒャー・ツァ イトゥングに寄稿し、「この数カ月間、国内のプライベートバンクの評 判が傷ついているのは事実」と指摘した上で、「スイスは自ら律するこ とができる長所に焦点を絞り、勤勉さや規律、プロ意識を日々示して いかねばならない。こうした質は他国から批判を受けることはない」 と記した。

スイスの銀行機密法をめぐっては、米国やドイツ、フランスが緩 和を求め圧力をかけている。スイスは3月、70カ国余りとの間で二重 課税協定の見直しを進めるとともに、タックスヘイブン(租税回避地) のブラックリスト入りを避けるため、脱税捜査への協力を強化するこ とに合意した。

デーリッヒ会長は「一定の調整は痛みを伴うかもしれないが、調 整終了後はスイスのプライベートバンキングは誰もが認める金融業界 の世界的リーダーの地位を維持し、この地位をさらに強固にすること ができるだろう」と語った。

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