曙ブ社長:独ボッシュ北米ブレーキ事業買収は手元資金で

独立系のブレーキメーカー、曙ブ レーキの信元久隆社長は、ドイツの自動車部品メーカー、ロバート・ ボッシュの北米地域ブレーキ事業の買収について、手元資金で賄う方 針を明らかにした。年内にも合意したいとしている。ブルームバーグ・ ニュースのインタビューに答えた。

信元社長は買収額はまだ決まっていないとしながらも、取得資金 については「キャッシュで大分持っている」と述べ、基本的に手元資 金で賄う考えを示した。曙ブレーキが開示した第1四半期(2009年4 -6月期)の決算短信によると、6月末の現預金は257億円。

ボッシュとの交渉は現在、事業譲渡の規模や金額などについて協 議している段階で、年内には買収額を含め合意に達したいとしている。 信元社長は北米市場について、「将来的には、年間の自動車販売が1400 万台くらいは確実だと思っている」として、「リスクの少ない、われわ れにとって重要な地域」だと位置付けた。

一方、ボッシュの日本での事業譲渡を受ける可能性については、 「今後、協力関係を深める方向にはなるんでしょうね」と述べるにと どめた。

ムーディーズ・ジャパンの桜林潤アナリストは「米国市場は中長 期的には伸びていくので、米国でのマーケットシェア強化は大事なこ と」とした上で、買収資金については、「曙ブレーキはもともと手元資 金を厚く持っており、手元資金で買収したとしても流動性に懸念は生 じない」とコメントした。

ボッシュは北米地域でゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・ モーターなどを主要顧客としている。曙ブレーキは8月28日、ボッシ ュの北米ファウンデーションブレーキ事業買収の可能性について、ボ ッシュと協議することで合意したと発表していた。

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