米国債の需要に陰りみられず-大量供給も今週の入札は好調な結果

米財務省が今週実施した計700 億ドル(約6億3700万円)相当の米国債入札の好調な結果は、過 去最大の財政赤字を穴埋めするための未曾有の規模の国債発行にも かかわらず、投資家の需要に衰えがないことを示した。

今週行われた3件の入札の最高落札利回りはいずれもブルーム バーグ・ニュースがプライマリーディーラー(米政府証券公認ディ ーラー)を対象に行った調査の予想平均を下回り、米国債相場の上 昇(利回りの低下)に弾みを付けた。10日に実施された120億ド ル規模の30年債入札の応札倍率は2.92倍と、この年限では2007 年11月の入札以来の高水準となった。

債券投資家は、各国中央銀行が近いうちに政策金利を引き上げ るほど景気回復が力強いものとなるとはみていない。オバマ政権が 米失業率は来年1-3月(第1四半期)に10%を上回ると予想して いるような状況ではなおさらだ。

ウェルズファーゴ・アドバイザーズのチーフ債券ストラテジス ト、ウィリアム・ホーンバーガー氏(セントルイス在勤)は、「市場 が対処できているため、供給は現段階で大きな懸念材料ではない」 と指摘。「現在のような利回り水準でも需要はある」と述べた。

米財務省は7-9月(第3四半期)に入ってからこれまでに 4420億ドル相当の国債を発行。1-6月(上期)の発行額は9630 億ドルだった。

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