綜合臨床H株1カ月半ぶり高値、SMO業界の勝ち組-連続営業増益へ

医療機関の治験支援(SMO)大 手の綜合臨床ホールディングス株が急反発。一時7.6%高の4万3900 円と7月27日以来、1カ月半ぶりの高値を付けた。同業同士のM&A (企業の合併・買収)で企業規模が拡大、SMO事業の受注が拡大して いる。業界環境が厳しく、寡占化が想定される中で、業界の勝ち組とし て残存者メリットを享受すると、アナリストの間で指摘されている。

会社側が10日に公表した前期(2009年7月期)決算によると、 本業のもうけを示す連結営業利益は前の期に比べ12%増の4億2400 万円と、2期連続の増益。製薬メーカーがSMO企業を絞り込む中で、 同社は引き続き受注を獲得、売上高が同17%増の48 億円と過去最高 に達したことが寄与した。

会社側の2010年7月通期業績予想は、連結売上高が前期比0.5% 増の49億円、営業利益が同25%増の5億3000万円。子会社4社を1 社に統合し、重複するコストなどを圧縮するほか、業務効率化を進め、 製薬メーカーのニーズに応えていく方針だ。

SMBCフレンド調査センターの高沖聡シニアアナリストは、「S MO業界が非常に苦しく、再編が加速するとの観測が強まっている。綜 合臨床は業界大手で、M&Aにも前向きで実績もあるため、生き残り組 として、勝ち組になっていくだろう」と話していた。

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