清水建株が続伸、公共工事削減リスク小さい-JPモルガン証格上げ

大手ゼネコンの清水建設株が、 一時3.3%高の379円と続伸。次期政権を握る民主党が公共工事に 消極姿勢を示す中、清水建は公共工事削減リスクが他社と比べて小さ いとの指摘が一部アナリストから出て、買い安心感が広がった。

JPモルガン証券の穴井宏和アナリストは10日付の投資家向け リポートで、清水建について、公共工事の受注比率が2009年3月期 時点で14.6%と、大手4社(鹿島、清水建、大成建設、大林組)の 中で最も低く、公共工事削減のリスクが小さいと指摘する。

さらに海外工事の損失処理が終了、追加損失が発生するリスクも 小さい上、製造業の受注ウエートが09年3月期で29.5%と大手4 社で最も高く、製造業の受注が回復した場合の恩恵が大きいとも分析。 「清水建のファンダメンタルズは、大手ゼネコン4社の中で相対的に 安定している」と穴井氏は言う。

清水建株は5月7日の482円を直近の高値に下落基調だ。高値 から前日までの騰落率はマイナス23%と、TOPIXのプラス

8.2%、東証建設指数のプラス3.3%より悪い。JPモルガン証では、 清水建株が従来からの目標株価380円を割り込んだほか、セクター 内でPBR(株価純資産倍率)の割高感も解消したとし、10日付で 投資判断を「アンダーウエート」から「中立」に引き上げた。

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