荏原株07年11月来高値、中国向け原発部品生産へ-事業拡大期待

総合ポンプメーカー大手の荏原 の株価が一時前日比4.6%高の458円と連騰、2007年11月以来の 高値水準を回復。中国の原子力発電設備に使われる給水ポンプの生産 を開始する、と一部報道で伝えられた。同社の原子力向け給水ポンプ のシェアは国内で4割を占めるが、海外の実績は少なく、今後の事業 領域拡大を見込む買いが優勢になった。

午前10時27分時点の出来高は1354万株と、過去3カ月間の 1日当たり平均626万株を大きく上回る。

11日付の日本経済新聞朝刊は、荏原が11年度に中国で原子力 発電設備の基幹部品である給水ポンプの生産を始めると報じた。中国 山東省にある子会社に専用の試験設備などを導入、供給体制を整える。 荏原は中国でポンプの生産を始める11年度に、20億円程度の売上 高を目指すとも同紙は伝えた。

荏原はこれまで、東芝や日立製作所など国内プラントメーカー 向けの部品供給が多かった。今回の受注は国内での実績が認められた もので、同社広報室の千坂隆太氏は、「昨年半ば、今年初めにかけて、 中国の2カ所の原子力建設案件でポンプが受注できた」と話した上で、 将来的には保守サービスも手掛けたいと意欲を示している。

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