欧州最大ファンド、モルガンSとメリルからも人材登用-英ブレバン

【記者:Tom Cahill】

9月10日(ブルームバーグ):欧州最大のヘッジファンド運用会 社、英ブレバン・ハワード・アセット・マネジメントは、米金融大手 モルガン・スタンレーと、バンク・オブ・アメリカ(BOA)傘下の メリルリンチ出身者3人をパートナーとして新たに採用した。報酬や トレーディングの制限を嫌って、トレーダーがヘッジファンドに新天 地を求める動きに拍車が掛かっている。

英金融サービス機構(FSA)などへの届け出によれば、ブレバ ン・ハワードに加わったのは、モルガン・スタンレーで4月まで自己 勘定売買を統括していたファブリツィオ・ガロ氏(43)と、6月にメ リルリンチを退社したダニー・バーンハイム氏(39)、ニューヨーク でモルガン・スタンレーのエクイティストラクチャリング部門の責任 者を務めていたリチャード・チョー氏(41)の3人。

約240億ドルの資産運用を手掛けるブレバン・ハワードは、ヘッ ジファンド業界が20年ぶりの記録的な損失を被った昨年にプラスの 運用成績を確保した数少ないファンドの1つ。チューダー・インベス トメントの新興市場投資責任者だったマーク・ヒラリー氏も先月、ブ レバン・ハワード入りしている。

ロンドンを拠点とする金融機関向けの人材スカウト会社、ケネデ ィ・アソシエーツのジェーソン・ケネディ最高経営責任者(CEO) はブレバン・ハワードについて、「ウォール街の競合他社やライバルの ヘッジファンドが苦戦する中で、かなり良い状態で嵐を切り抜けるこ とができた」と説明。「そんな強い立場に立てば、かつては手が出せな かった人材にも触手を伸ばすことができる」と話す。

監督当局への届け出によれば、ブレバンのマクロファンドの運用 成績は昨年プラス20%となった後、今年もこれまでに14%のリター ンを上げている。

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