ミライアル株続伸、半導体ウエハー容器復調を期待-業績上振れ観測

半導体シリコンウエハー容器を 製造するミライアルの株価が一時、前日比2.2%高の2550 円と続 伸。10日公表の上半期(2-7月期)決算で、半導体ウエハー向け 容器の出荷数量が足元で回復しつつあることを確認した。会社側の通 期(2010年1月期)業績予想は控え目との見方が出て、買いが優勢。

ミライアルが10日の取引終了後に公表した上半期決算によると、 本業のもうけを示す連結営業利益は前年同期比87%減の2億6500 万円と、8月27日の修正予想通りの内容だった。半導体関連企業が 設備投資を凍結するケースが相次ぐ中、主力の半導体ウエハー向け容 器の売上高は下がったが、第2四半期(5-7月期)の出荷容器数は 第1四半期(2-4月期)より48%増え、底打ちを鮮明にした。

コスモ証券の斎藤和嘉シニアアナリストは、「会社側は300ミ リウエハーの出荷数量を年末に月240万枚とみているが、目標が低 い。上振れが可能で、通期連結営業利益は9億円程度になろう」と分 析している。

会社側が今回据え置いた通期業績予想は、連結売上高が前期比 36%減の90億円、営業利益が同64%減の7億5000万円。同社常務 取締役経理部長の脇新市氏は、「在庫調整も一巡し、足元では緩やか な回復も見られたが、大幅な需要回復の時期は依然不透明。第3四半 期、第4四半期とも厳しい状況が続く」と話している。

ミライアルにとっての逆風は、顧客先企業がウエハー容器をリユ ース(再使用)する傾向が強まっている点だ。脇氏は、顧客先に対す るフォローを強化していくとしているほか、450ミリウエハー容器の 開発を加速、新製品の提案開発などで差別化を図る意向という。

ミライアルの総合画面 {4238 JP <Equity> BQ}

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