大塚商会株が連騰、通信回線販売の拡大を期待-野村は新規買い判断

コンピューター情報システムを 手掛ける大塚商会株が一時、前日比5.8%高の5870円と連騰。年初 来高値6200円を付けた8月28日以来の水準。ソフトやサービスを ネット経由で提供する「クラウドコンピューティング」の普及に伴い、 新しい端末や通信回線の販売が拡大すると一部アナリストが指摘し、 来期以降の業績貢献を見込む買いが優勢になった。

野村証券は10日付で、大塚商会株の投資判断を新規に「1(買 い)」とした。目標株価は6500円。2010年12月期の業績予想を基 に、セクターの目標PER(株価収益率)18-19倍を上回る20倍 として算出している。

丸山祐子アナリストは投資家向けメモで、「クラウドコンピュ ーティングの普及に合わせて、業界全体で新しい端末や通信方式など の新技術の活用が進む」ことに期待感を示す。クラウドコンピューテ ィングは、システムを自社に所有しないため、大きな初期投資は必要 なく、中堅・中小企業でニーズが高まると見られている。

また丸山氏は、大塚商会は従来オフィスのIT化のための製品、 サービスを提供してきただけに、「今後はオフィスを超えて新しい端 末、通信方式を活用したワークスタイル変革のためのITに提案を広 げることができよう」と予想した。

野村証による連結営業利益予想は、09年12月期が前期比37% 減の170 億円と、会社側計画の185億円を下回る水準を想定。一方 で、10 年12月期は190億円と増益に転じ、11年12月期は236億 円までの拡大を見込む。

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