アトランタ連銀総裁:米経済の回復は「精彩欠く」見通し

アトランタ連銀のロックハート総 裁は10日、金融市場の緊張や個人消費の低迷を受けて米経済の回復は 「精彩を欠く」公算が大きいと述べた。

ロックハート総裁は米フロリダ州ジャクソンビルで講演し、「中 期的には、金融セクターを修復する過程が続く中で景気回復ペースは 緩慢なものになると考えている」と述べ、「こうした精彩を欠く見通 しにすらリスクが存在する」と説明した。

同総裁は「消費者信頼感は上向きつつあるが、実際の消費は全体 的になお抑制されている」と指摘し、「消費者は雇用不安や資産の減 少を理由に慎重な姿勢を崩していない。家計のレバレッジ(借り入れ 依存)の解消が続いている」との認識を示した。

総裁はまた、商業用不動産価格の下落が米金融システムの新たな 衝撃となる恐れがあり、連邦財政赤字の拡大も米経済を脅かしている と警告。「米国の公的債務は最近の増加にもかかわらず、その水準は まだ制御可能だ」としながらも、「このトレンドは維持不可能であり、 安定性の劣る国では問題を招くだろう」と語った。

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