コーンFRB副議長:急速な短期金利の上昇は起こらないだろう

コーン米連邦準備制度理事会 (FRB)副議長は10日、短期金利が急上昇する公算は小さいとの 認識を示し、低インフレや世界経済の弱さを理由に挙げた。

コーン副議長はブルッキングズ研究所で開かれた会合で講演し、 「世界経済はかなり弱くインフレ率は低いため、大幅かつ急激な上昇 はかなり起こりそうにない」と述べた。

同会合でコロンビア大学のリカルド・レイス教授は、FRBの金 融危機に歯止めを掛けようとする措置が同当局の財政黒字と政治的な 独立性を台無しにする恐れがあるとの懸念を表明していた。FRBは 昨年12月に政策金利をほぼゼロに引き下げるとともに、緊急融資プ ログラムの創設に伴いバランスシートを2倍強に拡大させている。

レイス教授の懸念についてコーン副議長は、そのような「可能 性は極めて低い」と指摘し、FRBの信用損失リスクは「相当限定さ れている」と強調。短期金利が上昇すればFRBに託された準備預金 に支払う金利が増えるものの、同当局には「保有資産から生ずるかな り大きな利益」などがあるため、「今後数年間は十分な黒字」を維持 できると説明した。

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