7月米貿易赤字:16%増の320億ドル-輸入最大の伸び率

米商務省が10日に発表した7 月の貿易収支統計によると、財とサービスを合わせた貿易収支(国際 収支ベース、季節調整済み)は前月比16%増の320億ドルの赤字と、 前月の275億ドル(速報値270億ドル)の赤字から拡大した。ブルー ムバーグ・ニュースがまとめた予想中央値は273億ドルの赤字だった。

7月は自動車やコンピューター、原油への需要が高まり、輸入が

4.7%増の1596億ドル。伸び率は1992年の現行方式による集計開始 以来の最大を記録した。

石油製品の輸入は224億ドルと、昨年12月以来の最高。産業資 材や消費財の輸入も増加した。資本財は、特に自動車や同部品の需要 に押し上げられ、302億ドル(前月は289億ドル)に増加した。

米政府による自動車買い替え奨励策や、毎年実施する工場の設備 れ替えに伴う需要が自動車部品や産業資材の輸入増につながった。

7月の総輸出額は1276億ドルと、前月比2.2%増加した。伸び 率は前月(2.1%増)とほぼ変わらずで、輸入の伸びを大幅に下回った。

国内総生産(GDP)算出に使用されるインフレを控除した実質 財収支は388億ドルの赤字(前月358億ドルの赤字)に拡大した。

対中国の貿易赤字は204億ドルと、前月の184億ドルから拡大。 対欧州連合(EU)および対カナダの貿易赤字も増加した。一方、対 メキシコでの赤字は縮小した。

IHSグローバル・インサイトの金融経済責任者、ブライアン・ ベシューン氏は、「輸出もかなり着実に回復している。世界的に景気 回復のペース加速が示されるのに伴い、輸出も引き続き伸びるだろ う」と述べた上で、「自動車買い替え奨励策が効果を発揮する以前か ら、自動車メーカーは増産体制に入っていた」と指摘した。

クしてご覧ください。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE