ユーロは1.4719ドルへ、突破なら1年ぶり高値も-テクニカル分析

外国為替相場のチャート分析に詳 しい三菱東京UFJ銀行の橋本将司シニアアナリストによると、ユーロ の対ドル相場は今月中に、2008年12月以来の高値1ユーロ=1.4719ド ルまで上昇する可能性が高い。

橋本氏は10日のインタビューで、ユーロ・ドル相場の基調は「明 らかに上(ユーロ高・ドル安)だ」と述べた。5日から200日までの移 動平均線は全て上向きで、MACD(移動平均収束拡散法)チャートも ユーロ買いシグナルを発していると指摘した。

ユーロは昨年12月18日に1.4719ドルの高値をつけた後、09年3 月4日の1.2458ドル程度まで下落。その後は上昇に転じ、この2カ月 半の下落幅をフィボナッチ級数の1つである76.4%戻した1.4185ドル を、6月1日に突破した。今月8、9日と連日で、約9カ月ぶりのユー ロ高・ドル安水準をつけた。11日午前7時45分時点では1.4578ドル。

橋本氏は、ユーロは「100%戻しを達成するまで上昇するだろう」 と語り、月内にも昨年12月の高値に達すると予想した。売買の過熱感 を計る相対力指数(RSI)は足元で64-66程度。まだ過熱感は強ま っていないという。

昨年12月の高値を超えてユーロ高・ドル安が進んだ場合には、次 の上値メドは米リーマン・ブラザーズ・ホールディングス破たん後の 08年9月22日につけた1.4866ドルになると、橋本氏は予想した。

MACDチャートは期間の異なる移動平均の比較を通じて、相場の シフトがトレンドの変化か短期的な逸脱かを示唆する。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE