8月米住宅差し押さえ:6カ月連続で30万件超-リアルティトラック

デフォルト(債務不履行)関連 データの販売を手掛ける米リアルティトラックの統計によると、8月 の米住宅差し押さえ手続き開始件数は6カ月連続で30万件を超えた。 失業率が26年ぶりの高水準に達する中、住宅保有者の多くがローン の返済を継続できなくなっている。

リアルティトラックによると、デフォルトないし競売の通告、差 し押さえの実行を合計した手続き開始件数は、8月に前年同月比 18%増の35万8471件となった。前月比では0.5%の減少。住宅保 有者357人に1人が関連手続きの対象となったことになる。

米連邦準備制度理事会(FRB)の元エコノミストで現在はウィ スコンシン大学ビジネススクールの助教授、モリス・デービス氏によ れば、米政府や銀行は差し押さえを回避するため住宅ローンの契約変 更に取り組んでいるものの、失業者の増加がより大きな打撃となって いる。「1500万人の国民が失業状態である限り、差し押さえ件数は 高水準が続く」と語った。

リアルティトラックによれば、8月に全米で最も差し押さえ比率 が高かったのはネバダ州で、住宅保有者62人に対し1人の割合で関 連手続きの対象となった。フロリダ州の同140人に対して1人、カ リフォルニア州の同144人に対し1人がそれに続いた。

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