EUの空売り規制案に批判高まる-「高コスト、複雑、広範囲」

株式の空売りの情報開示を求 める欧州連合(EU)案に対し、投資銀行やファンドマネジャー は、実施にはコストがかかり、誤解が生じる恐れがあると批判し ている。

ロンドン投資銀行協会(LIBA)のディレクター、ビル・ フェラーリ氏は欧州証券規制当局委員会(CESR)の提案につ いて、空売りに関する透明性向上に必要な水準を逸脱する可能性 があるとの見方を示した。CESRはEU27カ国の規制当局者 で構成されている。

9日にパリで行われたCESR主催の公聴会で、フェラーリ 氏は「LIBA加盟行は提案内容では非常にコストがかかり、複 雑なシステムになると考えている」と指摘。「義務付けるには容 易な制度ではない。ここまで範囲を拡大する必要があるのか、加 盟行は納得していない」と述べた。

CESRは、欧州経済領域(EEA)全体で開示ルールを統 一させるよう提言している。世界の規制当局は、空売りが相場の 変動を増幅していると懸念し、昨年の金融危機のさなかに空売り 規制の緊急措置を各国独自に導入した。

CESRの案は1社の発行済み株式資本の0.1%以上を空売 りした場合は、その日のうちに当該国の当局に報告し、0.5%に 達した場合は一般に公表することを求める内容。CESRは年末 までに最終報告を提出する予定だ。

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