英中銀は資産買い取り規模維持へ、景気回復出遅れで-決定会合

【記者:Jennifer Ryan】

9月10日(ブルームバーグ):イングランド銀行(英中央銀 行)は10日開く金融政策委員会(MPC)の2日目の会合で、 資産買い取りプログラムの規模を現行の1750億ポンド(約26 兆7000億円)に据え置く公算が大きい。英経済は、世界的な景 気回復ペースに後れを取りつつある兆しが表れている。

ブルームバーグが実施したエコノミスト調査では、資産買い 取りプログラムについて35人全員が現状維持を予想しており、 政策金利のレポ金利に関する別の調査でも、60人全員が過去最 低の0.5%に据え置かれるとみている。

ブラウン英首相の報道官が9日明らかにしたところでは、首 相は英経済が勇気づけられる兆候を示していると述べる一方、景 気の現状について自己満足に陥ることなく、刺激策を続行してい く考えを明らかにした。経済協力開発機構(OECD)は先週、 先進諸国の景気は緩やかなペースでの回復が見込まれるものの、 英国の景気下降は従来の見通しよりも深刻なものになると予想し た。

英財務省顧問を務めたロジャー・ブートル氏が設立した調査 会社キャピタル・エコノミクス(ロンドン)のエコノミスト、ジ ョナサン・ロインズ氏は「中銀は事態がどうなるか見極めるため 様子見している。問題になるのは景気見通しだが、上向く兆しは 表れていない」と語った。

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