吉本興株1年3カ月ぶり高値、週明けTOB実施報道-短期資金流入

テレビ・ラジオ番組の制作・配 給を手掛ける吉本興業の株価が急反発。同社が計画する株式の非上場 化をめぐり、民放各社などの出資するファンドが週明けにも吉本興の 株式公開買い付け(TOB)を実施する方針を固めた、と一部報道で 伝えられ、個人投資家を中心とした買いが集まるきっかけになった。

株価は前日比6.2%高の1303円まで上げ、2008年6月11日 (1305円)以来、約1年3カ月ぶりの高値水準を回復。

午前9時55分の共同通信の報道によると、民放各社や通信会社 など20社が出資するファンドが、早ければ週明けにも吉本の株式公 開買い付け(TOB)を実施する方針を固めたことが10日、分かっ た。11日に発表し、吉本興経営陣も賛同を表明すると伝えている。

立花証券の平野憲一執行役員は、「TOBの時期が近づいたとの 見方から、TOB価格にプレミアムが付くことを期待し、ネット投資 家など短期売買目的の資金流入が強まっている」と話した。ブルーム バーグ・プロフェショナルでマネーフロー動向を見ると、小口の非ブ ロックトレードを通じた資金流入が午前10時前から急激に膨らんだ。

10日付の朝日新聞朝刊(関西版)も、共同通信と同様の内容を 報道。これを受け吉本興では、会社側が発表したものではなく、現時 点で何も決定した事実はない、との声明を午前9時40分に出した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE