7月の米貿易収支はほぼ横ばいか、輸出入がともに拡大-BN調査

米商務省が10日発表する7月 の貿易赤字は、輸出と輸入がともに拡大し、6月からほぼ横ばいにと どまったもようだ。世界的なリセッション(景気後退)が和らぐなか で、商業活動が回復していることが示唆されるとエコノミストはみて いる。

ブルームバーグ・ニュースが金融・調査機関74社を対象に実施 した調査の中央値では、7月の貿易赤字は273億ドルと、前月から 1%の増加が見込まれている。赤字額は1999年11月以来の低水準 となった5月(260億ドル)以降拡大している。

中国やメキシコ、欧州連合(EU)などの貿易相手国からの米国 製品への需要拡大が国内の景気刺激策と相まって、米国が大恐慌以降 で最悪のリセッションから脱却するのに寄与している。先週ロンドン で開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、世 界経済を押し上げる取り組みを堅持することを表明した。

ウェルズ・ファーゴ証券のチーフ・グローバル・エコノミスト、 ジェイ・ブライソン氏は「世界経済は明らかに安定し、貿易は確実に 回復するだろう」と指摘。「大半の地域ではプラスの経済成長が見ら れ始めている」と語った。

7月の貿易収支は10日午前8時半(ワシントン時間)に発表さ れる。ブルームバーグ調査での赤字の予想レンジは250億-303億ド ル。

米貿易赤字は8月に再び拡大した可能性がある。自動車買い替え 奨励策で海外生産の自動車購入が急増したほか、原油相場の上昇で輸 入コストが押し上げられた公算がある。今年7-12月(下期)の米 経済は平均2.1%のプラス成長となる見通しで、輸入がさらに増える 可能性が高い。

-- With assistance from Rob Delaney in Toronto, Steve Matthews in Atlanta and Millie Munshi in New York. Editors: Jeremy Torobin,Brendan Murray

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 若林 有紀 Yuki Wakabayashi +81-3-3201-2263 Ywakabayash1@bloomberg.net Editor: Yoshito Okubo 記事に関する記者への問い合わせ先: Bob Willis in Washington at +1-202-624-1837 or bwillis@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Chris Anstey at +1-202-624-1972 or canstey@bloomberg.net

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