ひらまつ株2年半ぶり高値、レストラン堅調と円高で増額修正-増配

フランス料理店などを展開する ひらまつ株が一時、前日比5%高の6万9700円と急反発。レストラ ン事業が想定を上回って推移、円高でワインや輸入食材の調達コスト は低下し、今期(2009年9月期)業績が従来予想を大きく上回る見 通しとなった。年間配当も前期比2倍に引き上げるため、業況の良さ を好感した買いで2007年3月26日以来、およそ2年半ぶりの高値 水準を回復した。

ひらまつが10日朝8時50分に公表した業績予想修正によると、 2009年9月通期の連結純利益は前期比77%増の5億3400万円にな る見通しで、事前の会社予想を44%上回る。レストラン事業の上振 れで売上高が計画比1%増の102億円になる予定となったほか、円 高メリットも享受、営業利益率が9.5%と前期より1.4ポイント改 善したことが奏功する。

同社は1982年創業。日本人オーナーシェフとして初めて「ミシ ュラン」から1つ星を獲得した平松博利氏が経営者とシェフを兼任し ている。07年に「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」で日本 人として初めて上位(6位)入賞を果たした長谷川幸太郎氏ら、世界 的にも著名なシェフやソムリエなどを擁する。

同社取締役管理本部長の服部亮人氏は、「どんな不況だろうと外 食がすべてなくなることはない」とした上で、「こういうご時世だと 顧客もあまり冒険をしなくなる。本格的な食事が出来るひらまつなら、 安心感があると選んで頂けたのだろう」との認識を示した。このほか、 婚礼事業も期を通じて想定を上回り、老舗ブランドならではの強さを 発揮。同社レストランのディナー顧客の平均単価は1人当たり2-3 万円、中価格店でも同6000-7000円という。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE